D1GP1とFDJの違いを解説！見に行くならどっちがいいか徹底比較してみた！

この記事では、ドリフト観戦好き家族の目線で、Ｄ1グランプリとFDJの違いを比較しています。

日本2大ドリフト競技と言えば、D1グランプリ（ディーワン）とFDJ（エフディージェイ・フォーミュラドリフトジャパン）が有名です。

初めて見に行くなら？子連れで行くならどっち？と迷っている方は参考にしてみて下さい。

競技のレギュレーションの違いなど、技術的な事については、まとめていません！

など、FDJとD1の違いをいろいろな視点から比較しています。

D1GPとFDJの違いを知って、サーキットへ行ってみましょう！ちなみに我が家は、どちらも観戦していま～す♫

D1GPとFDJの違いとは？

D1とFDJの違いを徹底比較！

D1グランプリは日本生まれの日本育ちのドリフト競技大会、一方のFDJことFormula Drift JAPANは、アメリカから逆輸入したドリフト競技です。

同じドリフト競技でも一体何が違うのか？Ｄ1グランプリとFDJを比較してみました。

項　目	D1GP	FDJ
主催者	D1コーポレーション	MSC株式会社
開催日程	土日で2ラウンド	土日で1ラウンド
ラウンド	10日間10ラウンド	12日間6ラウンド
ジャッジ	機械＋審判員	審査員の投票
追走進出	単走16位まで	単走32位まで
出場選手数	41名	50名
観覧席	全席指定	全席自由
ファンクラブ	有り 月額300円	無し
チケット料金・大人	4,000～7,000円	3,300円
チケット料金・子供	大人と同額 未就学児・膝上のみ無料	無料 中学生以下
チケット先行販売	ファンクラブ会員のみ	無し
当日券	ほぼ無し	有り
生配信	①Youtube無料 ②Youtube有料チャンネル	Youtube無料
MC・解説	鈴木学（まなP） 勝又智也 熊久保信重	さえばとむ （～2023） 阿久津栄一 （2024～） ラビー西田 谷口信輝
開催サーキット	・幕張メッセ ・富士スピードウェイ ①奥伊吹モーターパーク ②筑波サーキット ③エビスサーキット ④オートポリス ⑤未定（お台場？）	①富士スピードウェイ ②鈴鹿ツインサーキット ③エビスサーキット ④スポーツランドSUGO ⑤グランスノー奥伊吹 ⑥岡山国際サーキット

D1とFDJの予選・決勝のやり方の違いは？

D1もFDJも、単走による予選が行われた後、上位入賞者による追走での決勝となります（単走1～3位、追走1～3位表彰）。

大きく異なるのは、D1GPは１日で単走・追走が行われ、ラウンドの優勝者が決まりますが、FDJは１日目に単走のみを行い、２日目に追走を行っています。

開催日	D1GP	FDJ
土曜日	Round1 単走➡追走	Round1 予選・単走のみ
日曜日	Round2 単走➡追走	Round1 決勝・追走のみ

1ラウンドを2日掛けて行うのがFDJであり、1日で1ラウンドを終わらせるのがD1GPなんですね。

チケット料金・座席種類に大きな違いがあるD1とFDJ

とにかくFDJはチケットが安い！全席自由席だということもあってか、3,300円で観戦できるのは家族連れには本当にありがたい価格です。

D1は全席指定とは言え、小学生から大人と同じ料金と言うのがちょっとキツイです。

FDJのチケットが安いので、どうしてもD1グランプリのチケットが高い！と感じてしまいます。

スーパーＧＴの小中学生料金は指定席で4,300円ですが、これは2日通し券での価格です。D1なら2日見れば小学生でも8,000円以上になってしまうんです…。

座席の数も違うのでスーパーGTと比べるのは違うかもしれませんが、子供連れでサーキットに行くハードルがもっと下がると良いなぁと思っています。

ジャッジ方法が全然違う！D1とFDJ

どちらが勝ったのか？勝敗を決めるジャッジの仕方が、D1グランプリとFDJでは大きく異なっています。細かい内容は省きますが、大きく異なる点は以下のふたつ。

	D1GP	FDJ
ジャッジ	機械DOSS（ドス）	審査員3人による投票
ワンモアタイム	同点のみ（ほぼ無い）	良くある

ワンモアタイムはジャッジ法ではありませんが、D1では滅多に見ることがありません。それは点数によって細かく採点されるので、2本走り終わって同点になると言うことがとても少ないからです。

D1GP初戦の奥伊吹では、1回だけ同点になってワンモアタイムがありました。もう一度追走が見れるのは、ファンにとっては嬉しいことです！

FDJの場合、審判員3人によるジャッジが行われ、意見が割れて一人目がA、二人目がB、三人目がワンモアタイムと判定すればワンモアタイムが確定します。また、審判二人がワンモアタイムを出せば、当然再送となります。

ただ、ワンモアタイムが続くと競技時間が長引くので、大会の終了時間が押して予定が崩れることもｗ

D1とFDJ観戦におけるメリット・デメリットは？

D1GP観戦のメリット・デメリット

D1もFDJも必ず土日2日間を戦うのは同じなのですが、1日ですべてが終わるD1なら、土日のどちらか1日だけ行ってもフルで楽しめるのがメリットと言えるでしょう。

我が家では必ず泊りがけで2日間を楽しみますが、中には宿泊できない方もいらっしゃると思います。その場合には、やはり1日で単走・追走の両方が確実に観戦できるD1の方がおすすめです。

デメリットは、FDJと比べるとチケット料金が高く、子供料金が無いのがデメリットと言えるでしょうか。

お子さんの居ない方には、特にデメリットというようなものはありませんが、サーキットによっては指定席のみの販売しかなく、前売りの段階でチケットが早々に売り切れてしまうことかもしれません。

FDJ観戦のメリット・デメリット

FDJ観戦のデメリットとしては、推しの選手が予選を通過してくれないと、2日目には一切走りを見ることが出来ないと言うところです。

好きな選手が予選敗退となると、決勝日は誰を応援すればいいの？と気持ちの整理がつかない事もあります。

我が家の場合だと、家族3人それぞれに推しの選手がいますし、私なんかは箱推しなので、誰が決勝に進んでも楽しめるので、デメリットと言うデメリットでは無いのですが…。

例えば、「カッレ・ロバンペラがスポット参戦！」と話題になっても、もし予選で落ちたりマシントラブルが長引けば、決勝日に彼の走りを見ることが出来ない…と言う可能性もあるんです。

一日目にマシントラブルがあっても、二日目に修理が間に合って走れた！となればファンも喜びますが、FDJではそれは叶わない仕組みになっているんです。

とは言え、FDJでは土曜日も日曜日も必ずキッズウォークやサイン会など、両日とも同じコンテンツを行うので、満足感は十分あります！

FDJのメリットは、中学生以下の子供は無料なこと！サイン会で全選手のサインがもらえること！

このふたつは外せません。

2日とも観戦するとなれば、駐車場代、宿泊代、交通費でかなりの出費になるのは確定ですから、少しでも安い方が良いです。

お子さんが3人いても無料なら、気軽に「FDJ見に行ってみようか！」と言う気持ちにもなりますよね。

キッズウォークに参加すれば、ホットウィールがもらえたり、出走前の選手やマシンと写真撮影ができたりと、付き添いの親も嬉しいことだらけ。

また、FDJは全席自由席なので、好きな場所で自由に観戦することができます。色んなアングルからマシンの写真が撮れるのは、嬉しいです。

D1GPとFDJ見に行くならどっちがいい？

ここまで比較してみて、見に行くならD1とFDJどっちが良いのか決まったでしょうか？

見に行けるサーキットが近い方が良いでしょうし、子供も一緒かそうじゃないのかにもよりますね。

こんな風に思っているのですが、いかがですか？

推しが居ないなら、まずはどちらかの大会を見に行って推しを見つけるのも楽しいですよ！

そのためには、ドリフトだけを見るのではなく、ピットを訪れて選手やスタッフの方とお話をしてみたり、写真撮影をしてみたりするのもオススメです。

➡FDJエビスで推しを見つけた！（現在執筆中）

D1GPとFDJの出場選手を比較

日本で行われるドリフトの2大大会ともなると、両方に出場している選手もいます。

選手名	D1	FDJ
田中省己	2
野村圭市	3
松井有紀夫	7	19
山本航	9
三好隼人	10
久保川澄花	11
Mike Whiddett	12
植尾勝浩	15
山口 孝二	16
日比野 哲也	18
Tengku Dian Ley	21
村上満	23
平山敦	24
茂木武士	27
蕎麦切広大	31	✕2023まで
石川隼也	33
斎藤久史	38
田所義文	43
米内寿斗	47
岩井照宜	51
松川和也	55
森 孝弘	56
陣野寿幸	57
Konpichit Toyingcharoen	63
藤野秀之	66
横井昌志	70
畑中夢斗	75
松山北斗	77	774
上野高広	78
目桑宏次郎	79
田野結希	80
波紫聖和	84
笹山栄久	86	33
齋藤太吾	87	87
川畑真人	88
Lattapon Keawchin	89
山中真生	90	61
加納広貴	93
Daychapon Toyingcharoen	95
ヴィトー博貴	98
中村直樹	99	999
葉志成		31
じゃまけん		888
宮城長靖		808
植村真一		41
田中友紀		5
村上佳		610
麻植隆太郎		212
伍 家麒		84
張 盛鈞		27
大嶋和也		14
ルーカス サム		11
高璇ガォウ		919
玉川艶哉		125
中村マイキ		13
髙嶋健市		86
ポン DAYCHAPON TOYINGCHAROEN		59
朱 元路		16
シェン ニアン		54
ルカメルリ		101
目黒雄大		96
松井有紀夫		19
藤本幸之助		315
シアムベンジャミン		83
雨谷雄一		93
堀野仁		17
ミンミン		56
山中真生		61
KANTA		57
真野修一		666
箕輪大也		771
ポップ		89
夏 昌浩		35
RYUMA		131
ケングシ		21
金田義健		770
益山 航		530
塙 彰拡		870
カッレロバンペラ		69
齋藤育生		73
草場佑介		77
ユキオファウスト		555
エスチャナポン		45
山下広一		37
小橋正典		4
高橋和己		36

FDJは海外から出場する選手が多く、中国、タイ、フィンランドなどから参戦しています。

もちろん日本からも、D1タイやアメリカのFormulaDriftに出場している選手も！

さらには、WRCのワールドチャンピオンであるカッレ・ロバンペラ選手が、2023年からFDJにスポット参戦しています。

➡FDJエビスでカッレ・ロバンペラに会って来た！（現在執筆中）

D1GPとFDJの生配信を比較

と言う方も多いと思います。

そんな時は、生配信でドリフトを楽しむ方法がありますよ！

D1GPと言えばマナピーMCがとにかく面白い！【有料】

D1グランプリでは、現地MCを鈴木学さん（マナピー）が務めていますが、公式Youtubeチャンネルでは、2023年から有料メンバーしか視聴できなくなりました。

現地にいればマナピーの実況を楽しめるのですが、配信だと月額790円のプレミアムチャンネル会員になる必要があります。

D1GP熊久保さん解説がめっちゃわかりやすい【無料】

一方、無料でD1GPの配信を視聴するならVIDEO OPTIONチャンネルにアクセスしましょう！

2024年開幕戦の奥伊吹では、二本松市エビスサーキットのオーナーで、ドリフト界で大活躍した熊久保重信さんが解説を務めました。

代表を務めるチームオレンジは、かつてD1GPに出場していたため、熊久保さんはDOSSを研究し尽くした方です。研究したからこそ「DOSSが大嫌い」だと公言し(笑)D1から撤退しています（現在はFDJに参戦中）。

そんなDOSSを知り尽くしている熊久保さんの解説、はとっても興味深くて面白くてわかりやすいです。

谷口信輝さんの解説が面白いFDJ【無料】

FDJには有料チャンネルは無く、予選も決勝もすべて無料で見ることが出来ます。

レーシングドライバー谷口信輝さんの解説が毎回おもしろいので、目が離せません！

MCは、2023年まではさえばとむさんが務めていたのですが、2024年からはジムカーナの実況をされていた「あくちゅアナ」ことアナウンサーの阿久津栄一さんに変わりました。

まとめ：D1とFDJの違い

D1グランプリとFDJの違いをまとめてみましたが、おわかりいただけたでしょうか？

どちらもドリフトの単走・追走を競う競技であり、全国各地のサーキットで開催される大きな大会です。

子供から大人まで楽しめる大会なので、どっちがいいと言わず、どちらも見てみることをおすすめします！

チケットの買い方などの詳細は、以下の記事を参考にしてみて下さいね！